気配と囁き ―秘密の薔薇―

個人的な関心事についての日録風覚書。隠されたもの、語り得ぬもの、覆われたもの、向こう側、境界線上のもの、この世ならぬもの、過剰なもの、偏奇なもの、只事でないこと、などについて。

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新内二回目稽古

(2012年08月23日)
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先週は新内の曲を渡されて、師匠の唄を聴き、そのあとざっとついて唄っただけであった。

それから録音しておいた師匠の唄を毎日聴いて、時にはついて唄ったりはしていたが、本格的に声を出して新内を唄ったのは今日が始めてと言っていい。

実際に師匠について唄ってみると、新内というのは、邦楽の唄の中でも最も技巧的で、声帯の能力を極限まで引き出して唄うものだ、ということが実感される。

裏声を多用するのだが、それも通常の高音域のもう1つ上を出すというもの。
通常は出すこともなく、普通の裏声の出し方では出ない帯域の高音を出しながら、これでもかという風に頻繁に上下しつつ、しかもコブシで装飾する。

苦しいが、楽しい。通常使わない部分の筋肉を使うので、喉が喜んでいるのが分かる。
極限まで声帯を攻め立て、声をひねり出すとある種の快美感に襲われる。ぞっと総毛立つようなある種の快感が走る。

技巧的な声を出す特徴は清元などでも聴かれるが、新内はさらにその上を行っている。

家内に話すと、「どうぞ逮捕されないでね」と言った。

これは、昔読んだ話で、確かハワイ在住の邦人が新内を習っていて、車を運転しながら唄って稽古していた。その時、赤信号で停車していて、顔を真っ赤にしながら新内を唸っていたら、通行人が驚いて、てっきり気が狂っていると勘違いされ警察に通報された、というエピソードを踏まえて言っているのだった。
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「さのさ」とか、、、

「さのさ」と言えば、江利チエミの「さのさ」が有名だが、この曲はずっと古くから伝わってきた日本の端唄、と思いきや、元は中国から伝わった明清楽の「九連環(きゅうれんかん)」という曲がのちに色々と変形加工されて伝わったものらしい。

歌詞はそれこそ星の数ほどの種類があって、これという決まった定番の歌詞というのはない。

これまで半年ほど端唄を習ってきたのだが、挙げると「お伊勢参り」「紅葉の橋」「梅は咲いたか」ときて、最後に歌だけ習ったのが、この「さのさ」。

先週からは新内に入ったが、「さのさ」も弾き語りをマスターしたいので頼み込んで、新内と並行して三味線伴奏も習えることになっている。

ただ、、、この曲に限らずだが、邦楽の特に端唄や小唄や都々逸といった曲は、西洋音楽とは違ってこれが基本形といった決まった旋律があるようで実はない。

3番まで歌詞があるとして、それぞれ歌詞によって節回しが微妙に違ってくる。
あるいは唄う人によっても、また同じ人でも歌うたびに違うというのは当たり前ということになっている。

こういう融通無碍、悪く言えば適当でいい加減なところが、端唄や俗曲の特徴である。
都々逸でも、そのあたりは同様で、出だしが上から出たり下から出たり。

この適当で緩い感じ、それと絶妙の間が日本音曲の一大特徴といえるのかも知れない。
それがいい味になっていると思う。
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京都のイケズ???

昨日の夕食時、おいらが機嫌よくほんの少しばかり日本酒をきこしめしていたと思いねぇ。

それを見ていたカカァがね、薄笑いをしながら「お前さん、料理酒を飲んでるのかい」なんて言いやがるんで、「そうともよ、これが結構旨いんだよ」と言ったら、また薄笑いのまま

「ふうん、料理酒飲んでるんだね」って、、、

でまたおいらは言ってやったのさ。

「これはな値段は安いが、れっきとした純米酒で、辛くなくておれには丁度いいのさ」って、、、

するとまた可笑しくてたまらない、といった様子でかかぁが
「へー、料理酒飲んでるの?」と、、、

そこでやっと分かったってわけさ^^;

やっこさんの言いたいのは、「あんたが飲んでるその料理酒は私が管理している生活費から買った酒で、おまいさんが飲んでいいのは、自分の小遣いで買ってきた酒なんじゃないのかい?」ってことだ、と、、、

もともと京都出身でもないかかぁが、散々京都人の嫌味(イケズ?)に耐えて、最終的に自分のものにした婉曲な物言いだったことに気がついて、おいらはちょっとばかし複雑な気持ちがしたぜ、、、@@;
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