気配と囁き ―秘密の薔薇―

個人的な関心事についての日録風覚書。隠されたもの、語り得ぬもの、覆われたもの、向こう側、境界線上のもの、この世ならぬもの、過剰なもの、偏奇なもの、只事でないこと、などについて。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告 |

薔薇園にて

27日、北山通りの「S」にてクラス会の幹事会。
4日および5日のクラス会当日の内容についての打ち合わせ。

4時半頃には終わり、家内と待ち合わせて久し振りにどこかで夕食を摂る予定だった。

皆が連れ立ってどこかへ行こうとしている。訊くと5時から植物園内にある薔薇園で薔薇の説明会があるとのことだった。

一緒にどうかと誘われる。
家内と合流してから行くかも知れないと言って一先ず別れる。

5時過ぎに家内と落ち合って話すと行きたいと言う。

北門から入る。
黄昏時とはいえ、まだ明るい。

入って少し歩くと、先を歩いていた2人連れの若い女性の一方が、頭の上にペットボトルを載せて歩いているのに出くわす。
くねくねしながらバランスを取って歩くさまが、インドの女性みたいで可笑しい。

思わず「おっ、スイなことしてはるやん」と言うと、後ろで「はっはっはっはー」とさも面白そうに笑う声が聞こえる。
振り向くと初老の白人男性が笑っている。
どうやら京都弁が達者な方とみえる。

左手に広場のようなエリアがあって、3人ほどのグループがジャズ曲を演奏している。
よく見るとトランペットを若い女性が吹いている。
時代が変わったなと感心してしまった。

多種類の竹が両側に植わった竹園のようなエリアをだらだら進むと、何となく薔薇っぽい雰囲気の植栽が向こうに見えた。
そこが薔薇園だった。
大勢の人が集まって説明を聴いている。

黒っぽい色の薔薇、薄い紫色の薔薇、イングリッシュ・ローズ系の薔薇。

20120527rose01.jpg

20120527rose02.jpg

20120527rose03.jpg

20120527rose04.jpg

201205273人背中修正分

最後に建物の2階へ上がり、薔薇園の全景を眺める。向こうに比叡山が見え、借景になっていた。

晩春の柔らかな黄昏の光が静かなさんざめきを包み込み、誰もが押し黙って昼と夜の狭間、暮れなずむ陽光のたゆたいの中で漂いながら。
スポンサーサイト
随想 | コメント:0 |

特異な三味線の奏法、、、

楽器を本格的に習うのは、ある意味初めてと言っていい。
「ある意味」と留保をつけたのは、中学時代に吹奏楽部に所属していて、金管なのにリズム担当の侘しい楽器を受け持ったことがあるのと、高校時代に数ヶ月ギターをちょっと触ったことがあるから、、、

で、絃を打ち鳴らす楽器に共通しているのか、あるいは三味線だけに特有の奏法なのかはよく知らないが、とても玄妙な奏法があるのを知って驚いた。

というのは、およそ三味線の場合、上から撥で糸を叩くようにして太鼓(胴)表に張られた皮に当たるまで打ちつけるのだが、他に糸の下側から掬うように引っ掛けて鳴らしたり、糸のある箇所を押さえて撥で打ったあと、糸を押さえた左手の指をスライドさせて音程を上げたりする。
そのほかにも、左手の人指し指で糸を押さえながら薬指でその糸を弾くという奏法もある。(この場合、糸の響きは少なく詰まったような音がする)

この辺までは、まぁ通常思い浮かべることができる奏法だと言えようが、もっと不思議な奏法があって、、、

それは、いわば音程を持った無音、とでも言えばいいか、、、

糸のある箇所(勘所)を人指し指で押さえて撥で打ったあと、薬指でより高い音程の箇所(勘所)をぽんと押さえる。
通常はその押さえたまま撥を打ち当てるのだが、この場合、撥を当てずそのままで終わる。
(楽譜には「ウ」とか「ン」などという指示が書いてある)

そうすると、直前に叩いた音程の音が、次ぎのより高い音程のところで止む。

「音程のところで止む」とは言い得て妙だが、まさに「音程を持った無音」状態が現出するのだ。

いわば虚の音とでも言ったらいいのか、、、

上に書いた場合は同じ1本の糸上での話しで、直前に一応音は鳴っているのだが、それとは違って別の糸の(音は出ていない)ある音程の箇所(勘所)をぽんと押さえるだけの奏法があって、、、これは一体なんだろうか、、、
音程を持った無音(耳の奥で、鳴っていないはずの音が微かに聴こえる)、、、

恐るべし日本楽曲、、、
音楽 | コメント:0 |
| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。