気配と囁き ―秘密の薔薇―

個人的な関心事についての日録風覚書。隠されたもの、語り得ぬもの、覆われたもの、向こう側、境界線上のもの、この世ならぬもの、過剰なもの、偏奇なもの、只事でないこと、などについて。

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普通が一番、とはいえ

このところずっと、転居の手続きやあれこれの手配に専念せざるを得ない毎日が続く。

契約手続き、ネットおよび電話の手配、家具類の選別と廃棄および新たな家具の選定など。
今のところに越してきた際、余地がなかったので廃棄したダイニングテーブルを再び買い求める。

あと少しで、何とか当面の前準備を終えることが出来そうだ。

昨日家人の誕生日だったので、近くのレストランで食事をした。
この辺には普通の中華屋や洋食屋は皆無で、一応の料理らしいものを出す和食兼寿司屋みたいな店が一軒あるばかり。

町並みの外れのマンションの一階に、ちょっと洒落たこじんまりした“レストラン”がある。
引っ越してきた当初、一度行ってみたが、概観や内装はレストラン風なのに、なぜかメニューが西洋居酒屋メニューで、食事の菜としては物足りない単品ばかりだった。
それでも何とか見繕って、夕食に足りる組み合わせを注文したのだったが、店の者が何となく怪訝そうな顔をしていたので、それきり行っていなかった。

昨日8年振りに行ってみたところ、メニューに「単品に350円を追加すればサラダとパンもしくはライスがつきます」と書いてあった。
どうやら付近に洋食屋が皆無なので、西洋風の夕食を求めてやってくる客が多くなって追加したものと見える。

ゆったりとしたテーブルと座り心地の良い椅子。
60年代のジャズがかかっている。
ふと気がつくと、かかっている曲は、バド・パウエルの“クレオパトラの夢”だった。
それから次々とかかる曲が、マイルス・デイヴィス、ソニー・クラークと続く。これは去年買った「サライ」の付録CDに収録されていた曲の配列そのものではないか。不思議な気がした。
きっとこれは有線ではなく、マスターが個人的に趣味で収録した音源を使っているのだと思った。
ただスピーカーの音が酷い。歪んでいる上に高域も低域も出ていない。

一通り注文し終えて、少しの沈黙のあと、家人が来し方を振り返るように言った。
「本当に変化に富んだ人生だったわね」

それは違うだろう。変化に富んでいたのは事実だが、「人生だった」というのはまだ早すぎる、と私は言った。

君には自分の着地点が見えかけているのかも知れないが、これからまだ、ひと山かふた山はあるだろうし、私にはまだまだ前のめりになって求めるものがある、とこれは心の中で呟いた。
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瓢箪から駒、、、???

(2010年04月12日)

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3月の頭に、向こう2年間の住居の賃貸契約更新を終えたばかりだが、4月になってたまたま冷やかしで物件のネット検索をしていたところ、良さそうな物件が眼に入った。

平屋庭付き、2DK、、、
終の棲家というわけではないが、そろそろ住居のスケールダウンをしようと、何とか荷物を整理してこじんまりとした生活に移行しようと思っていたのだった。

若い頃から、持ち家が人生の至上課題だとか何とかには全く興味もなく、気楽に過ごしてきたのが、何度も転居を繰り返すうち、色々人の持ち物に気を使ったり、家賃の額を気にしながら暮らすのにも疲れてきた。

最終的には、どこか辺鄙なところの古家でも買ってひっそりと、という気持ちがある。

で、先の物件は概観写真が郊外の社宅風の飾らないところや庭が気に入って、早速電話を入れて見に行った。
ところが、写真や図面から想定していたものとは大分違っていて、余りにも狭く、玄関に面した道路は細い裏道であるにもかかわらず、どうやら車の抜け道になっているものとみえ、ひっきりなしに車が走って落ち着かない。

それからあと1軒、不動産屋が、それとは別に“これはあまり表には出さず、ネットにも公開していない物件ですが”と紹介してくれた別の物件を見に行った。

私鉄駅から歩いて3分、走れば2分くらいか。
おまけにJRの駅にも近く、これも歩いて3分か5分。
4DKで京間だから、今住んでいる5Kの団地間よりも遥かに広く、そこここに訳の分からぬ空間があったり、、、

ただし、表道路からはうねうねと入り込んだ先に位置して、玄関に面した道路は細く車が入れない。
またなぜか、今使っている光ネット回線がこの一帯だけ未通である。
長く借り手が見つからないので家主が焦っているとのこと。
元々の家賃から2割も安くするとのことだった、、、

中に入って詳しく検分したが、特に不吉な感じもなく、ただ階段が幅60cmと狭く、あろうことか各部屋の間仕切りの建具が嵌っていない。

2階建て3軒長屋の端で、どうも戦後間もなくか、あるいは戦前の建物のようだった。1階にも2階にもそこそこ立派な床の間があり、1階の居間の床の間とは対面の壁になぜかガス管が立ち上がっている。
ガスストーブ用ではなく、どうみてもコンロの高さに2口。

甚だ面妖な作りだが、ここに移ることに決めた。
家具や書籍もそのまま持っていけるので、これは意想外の物件であった。
5月上旬には移るのだが、それまでは色々と手続きや下準備で面倒な日々が続く。

果たして、鬼が出るか蛇が出るか、、、
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