気配と囁き ―秘密の薔薇―

個人的な関心事についての日録風覚書。隠されたもの、語り得ぬもの、覆われたもの、向こう側、境界線上のもの、この世ならぬもの、過剰なもの、偏奇なもの、只事でないこと、などについて。

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と・も・だ・ち

家人が勤めている職場にSちゃんという子がいる。
子といっても、彼はもう40代で、発達遅滞を伴う自閉症なのである。
知能は幼稚園児くらいだと思われる。

彼は、9時過ぎに出勤してきて、何か紙に絵などを描いて過ごし、午後4時前に帰り支度をする。

ひと頃はよく、大きな手毬ほどの大きさの、紙を球形に丸めてガムテープを貼り付けたものを手に持って、さも嬉しそうに頬擦りし、にまぁーと笑ったりしていた。
紙に異常に執着を示し、職場のゴミ箱を漁っては使用済みの紙を拾得し、隠し持っている。これは本人が隠しているつもりという意味である。何しろ際限なく集めるので、引き出しはいつもほぼ満杯で、本人が知らない時に常時捨てていなければ、あっというまに溢れ出してしまうのだ。

で、紙を拾ってくると叱られるので、色々本人なりに工夫をして隠して(いるつもりで)部屋に持ち込むのである。

周囲の環境の変化に弱い。世話係りが変わるとうろたえて興奮し、奇声を上げたりする。物事の順序を変えるのが良くないのである。

先日、夕方の桜を撮った時、実は家人の職場の近くへ行ったのだった。
満開の桜並木の間に、仕事を終えた家人の同僚や上司がブルーシートを敷いて酒盛りをしようとしていた。
中に若い男性がいた。見ると海千山千の同僚達に混じりながら、彼は真っ直ぐな澄んだ眼をしていて、おやっと思った。

その若い男性はつい最近入社してきたそうであった。

その男性に初めて会った時、極度の人見知りで初対面の相手と話など決してしないSちゃんが、彼を真っ直ぐ見て、いきなり「ともだち!」とはっきり言ったそうである。

彼にはよく見えているのだ。
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随想 | コメント:0 |

帰りたい場所

果てのない夜の旅、闇の嵐が吹き荒れ、寄る辺なき荒野の放浪の果てに

彼が尋ねた

私には帰るべき場所も帰りたい場所もないのです

その人は答えた

あなたの今いる「そこ」が、まさに帰るべき場所なのです


ずっとそのことを私は語ってきたつもりだ
詩・短歌 | コメント:0 |

夕映え

(2009年04月08日)

今日も外へ出ることがあったので、また桜を撮ってみた。

昨日とは違う場所で、これは有栖川沿いの桜である。

夕映えの茜にうっすらと染まる桜。
暮れなずむ春の夕刻を彩るあえかな風情。

夕映え桜01

夕映え桜02

夕映え桜03
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今が盛りか桜花

(2009年04月07日)

今日、天神川沿いの遊歩道を歩いてきた。
花見というほどはのんびりできないのだったが、今日を逃すと満開の桜を今年は見逃しそうだったから。

ここの桜は市街地にあって気軽に楽しめる。
丁度昼休みの時間帯だったので、近所の会社の勤め人や近隣住人のグループが遊歩道のそこここで弁当を広げ、相当な混雑ぶりであった。

今日辺りが花の盛りのようで、早やはらはらと僅かながらも花弁が舞い始めていた。

桜09040701

桜09040702

桜09040703

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