気配と囁き ―秘密の薔薇―

個人的な関心事についての日録風覚書。隠されたもの、語り得ぬもの、覆われたもの、向こう側、境界線上のもの、この世ならぬもの、過剰なもの、偏奇なもの、只事でないこと、などについて。

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都々逸みたいなもの

晴れた皐月の あの中空へ

 飛んで行きたや 身ひとつで
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こんな、、、


今がいいから このままそっと

 浮世の風に吹かれたい


、、、こんな気持ちになれればいいでしょうな。
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凄愴な短詩

あるところで紹介されていた富澤赤黄男の俳句。

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○落日の巨眼の中に凍(い)てし鴉(からす)

 一木(いちぼく)の凄絶の木に月あがるや

 沛然(はいぜん)と雨ふれば地に鉄兜(てつかぶと)

 黄昏(く)れてゆくあぢさいの花にげてゆく

 枯木の義手の 穴だらけの時間よ

 無題の月 ここに こわれた木の椅子がある

○零(ゼロ)の中 爪立ちをして哭(な)いている
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高校時代に無季自由律俳句に触れて、とても新鮮な衝撃を受けたことがあった。
単なる短詩ではなく、定型的な音数律が内在化されていることにより、一層の衝迫力をもって迫ってくるのだと思う。

○をつけた句が特に、凄絶の気を叩きつけているように感じた。
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始まりの終わりは終わりの始まり、、、

(2009年05月31日)
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垂れ込める雲の切れ目から一筋の階梯が見えたと思ったのも束の間

空ろな切れぎれの言葉の欠片がかさこそと風に舞うばかり

あのとき、確かに見えたと思ったのは、気のせいだったのかもしれない

求心性を見事に欠いた、どこまでもずり落ちる世界の端で、手の平に残ったのは僅かばかりの小さなガラス玉だった

明日きっと出て行こうと、いつも1日の終わりに呟く

このいつまでも夜明けのこない、いつも“かつて”と“いつか”の狭間で、小さく声を出してみる

どこでもない場所、そしていつでもある<その時>を待ちながら
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帰りたい場所

果てのない夜の旅、闇の嵐が吹き荒れ、寄る辺なき荒野の放浪の果てに

彼が尋ねた

私には帰るべき場所も帰りたい場所もないのです

その人は答えた

あなたの今いる「そこ」が、まさに帰るべき場所なのです


ずっとそのことを私は語ってきたつもりだ
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